検査について

  スギ花粉症があり、5月を過ぎてもまだ症状が続く場合には、カモガヤのアレルギーもあるかもしれませんし、秋口にも症状が出る場合には、ブタクサのアレルギーがあるかもしれません。冒頭に記したように、「自分が何に対して、どの位の強さのアレルギーを持っているのか」を把握する事は、とても大切な事です。
また、個人の体質を知る、という事は、治療をする側にとっても、とても助かるのです。例えば、スギ花粉症の患者さんが血液検査を行いアレルギーの程度が弱い事が把握できているとすると、花粉の飛散量が少ないのに症状がおさまっていない場合には、現在服用している薬は効いていない、と判断できるからです。アレルギーの原因物質を調べるには、大きく分けて2つの方法があります。

一つは、腕などに、一般的にアレルギーを起こしやすい物質を各種、ごく少量注射し(針で傷をつける方法もある)、15分後に、赤く腫れるかどうかをみる皮内テスト検査と、もう一つは血液検査です。
皮内テストは、一度に沢山の種類の物質について調べられ検査代もあまりかかりませんが、強いアレルギーを持っている方の場合には、全て反応が出てしまい、正確でない場合があります。また、検査後かなり痒く、不快を伴います。血液検査では、正確に、その強さまで把握できますが、検査代がかかるのと、結果がわかるまで数日を要する欠点があります。

治療法

  民間療法も含めると膨大な数になりますので、ここでは、ごく一般的な治療法についてのみ説明いたします。

抗原からの回避 ‥‥‥ スギ花粉にだけアレルギーがある患者さんは、春先以外の季節に症状が出ません。これは、スギ花粉が飛んでいないからで、つまり原因物資:抗原に接しなければ、アレルギー性鼻炎は起きないという事です。もし、ダニやハウスダストのアレルギーがある方の場合には、畳やカーペット、ベッド、ぬいぐるみ等の掃除をまめに行えば症状が軽減します。地味なことですが、まず「抗原からの回避」が基本です。

薬物療法 ‥‥‥ 抗アレルギー剤、抗ヒスタミン剤、注射、各種点鼻薬などによる治療法です。
現在、かなりの数のお薬がありますが、それぞれ利点、欠点がありますし、服用する人との相性もあります。例えば、ある患者さんでAという薬がとても経過が良かったとしても、他の人には眠気が強く、効果も今一である場合などです。
注射は、アレルギー性鼻炎を軽減するものが主ですが、中にはシーズン前に1度注射をすればOK、という 「予防注射」 と称する治療があります。これは高濃度の特殊なホルモン剤を使用するもので、生理不順、注射後の皮膚変形など、さまざまな副作用がおき る場合がありますので注意して下さい。

昔の花粉症レーザー治療の価格

昔は、花粉症レーザー治療が保険適用外だったこともあり、治療の価格も高額だったのでほとんどの人が薬でなんとかしていたそうです。

ですが、現在は価格も1万円しないところが多く、片方で5000円以下が通常の価格です。昔よりも、技術も高度になっているし…花粉症の治療をするのも良いと思いますよ!

花粉症治療には差がある

花粉症の治療を行うのであれば、まずは病院を選びましょう。耳鼻科でレーザー治療を行ってくれているところを探します。そのときにはかならず価格のチェックもしましょう。

地域の中で平均を計算して、平均くらいの耳鼻科が安心です。高いと腕が良いというわけではないと思いますが…安すぎると、かえって心配になります。

花粉症治療の価格

花粉症のレーザー治療に関しては、機関によって大きく価格の差があるようです。1万円前後の価格の機関もあれば、5万円くらいはする所もあります。価格で選ぶよりも、評判のよさなどで選ぶのが1番安心できますよ!