硫酸塩エアロゾルを吸い込んでいると粘膜が傷めつけられているので、花粉が飛散した時に、咳が出たり、頭痛の症状が出たり、鼻血が出たりしやすくなります。一般的に花粉症の症状が激しくなるので微熱が出たりすることもあります。
花粉と中国の大気汚染物質を一緒に吸い込むことで、症状が悪化する人が増えています。これまで花粉症の症状が出なかった人も発症の可能性が高まります。マスクは風邪用のものを使ってください。花粉症を悪化させるスモッグの影響を受けないためです。
海側が、もやっているのは、スモッグ(中国の大気汚染物質)。杉やヒノキの花粉が出るのは山側。カモガヤの花粉やブタクサの花粉が出るのは陸側。空が霞んでいるのは、花粉だけと思い込まず、少しは考えて!

このような病気があります。
アレルギー性咽喉頭炎って?
喉アレルギーなどとも呼ばれたりいろいろな広い範囲を示しています。
後鼻漏の症状を含み、咳としてアレルギー反応が出ます。喉や口の痒み、喉のいがいが、長い咳、声嗄れ・・・実感した症状が咳以外になかったとしても、検査をするとアレルギー性鼻炎症状がある場合が多い

後鼻漏って?
通常は鼻孔から出る鼻汁がのどの方に流れる状態を指します。
細菌性鼻炎や急性鼻炎、副鼻腔炎や、花粉やごみ、ほこりなどによって鼻粘膜が刺激されるアレルギー性鼻炎が原因となることが多くなっています。咳は鼻汁がのどを刺激することが原因です。

花粉症の薬

花粉症の薬で大半の人が眠くならないのはクラリチン、アレグラ、ジルテックなど

クラリチン:主薬成分は、ロラタジン。副作用は少なめ。1日1回。眠くならない。食後服用
アレロック:ヒスタミンH1拮抗薬で、アレルギーに関係するロイコトリエンやトロンボキサンなどの働きを抑える作用もあり、人によっては、眠気を催します。鼻閉に対しては70%以上、蕁麻疹に対しては80%の高い改善率が期待できます
エバステル:重大な副作用を持つトリルダンと同系列のピペリジン系の薬。妊婦には不適切
アレグラ:眠くならないはずですが、まれに眠くなる人もいます。1日2回。合わない人もいる薬
ジルテック:ヒスタミンH1拮抗薬で、中枢神経抑制作用や抗コリン作用が弱く、眠気や口の渇きの副作用が少ない。1日1回、就寝前の服用ですむ。