医療機関で処方される点眼薬を紹介します。

■点眼薬
・抗アレルギー薬……目の症状を起こす体内物質を抑える薬
インタール
エリックス
アレギサール・ペミラストン
リザベン・トラメラス
アイビナール・ケタス
ゼペリン

・抗ヒスタミン薬……ヒスタミンを抑える薬
ザジテン
リボスチン

点眼薬で効果が不十分な場合や鼻の症状もあるときには、抗ヒスタミン薬を使います。第一世代の抗ヒスタミン薬は副作用として、眠気がありますので、車の運転は非常に危険です。第二世代の抗ヒスタミン薬にはこの副作用を押さえたものもあります。

商品名:
第1世代:ポララミン・レクリカ・タベジールなど
第2世代:ザジテン・アゼプチン・セルテクト・ゼスラン・ニポラジン・ダレン・レミカット・アレジオン・エバステル・ジルテック・リボスチン・タリオン・アレグラ・アレロック・クラリチンなど

さらに症状が改善しない場合はステロイドの点眼薬、眼軟膏と内服、ステロイドの結膜への注射、外科的な治療になります。

■ステロイド
まずは、点眼薬が使用されます。次に眼軟膏、内服、注射になります。
ステロイドの効果は大きいのですが、副作用も問題になります。

  • 緑内障(眼圧の上昇により失明になりうる)
  • 感染症の悪化(ステロイドは免疫を抑える)
  • 白内障(水晶体は白く濁る、アトピーの合併症)

点眼薬は、様々な濃度の薬がありますから、症状に合わせて使用します。上記の副作用がありますので、できるだけ短期に使用するほうが望ましいです。

点眼薬
コンドロンデキサ・サンテゾーン・ビジュアリン
リンデロン
リンデロンA
オルガドロン
フルメトロン・オドメール
日点・HCゾロン

眼軟膏
サンテゾーン
プレドニン
リンデロンA
ネオメドロールEE

点眼薬でも、内服薬でもよくならない場合は外科的な治療が必要になります。

点眼薬や内服薬で改善しない場合は、眼科で手術になることもあります。手術は、結膜の腫れている場合(結膜乳頭増殖といいます)、結膜切除術を行います。ただし、再発する場合はあります。角膜に白いもの(プラークといいます)がある場合は、切除します。

まずは、身近でできることから始めて、症状の改善が見られない場合は、医療機関で、治療を受けましょう。