花粉症の予防薬何時から飲むか

花粉症の症状が出てくる前に、病院で見てもらい予防薬を貰いますが、この予防薬を貰うためにはいつ病院に行けばよいのか、そもそもいつから予防薬を飲めば良いのか悩みますよね。
病院の先生「早めに」と言われ戸惑った方もいるのではないでしょうか。病院でいう平均的な「早めに」は大体2週間前を指しているようです。
スギ花粉に関してはニュースの天気予報などで、飛散予報も前年の秋口くらいから過去のデータを元に発表されますから、その上方を元に病院に行くおおよその日時を決めておくとよいでしょう。ただ、夏が酷暑であれば、秋からスギ花粉が飛散する場合もありますし、翌年は早い時期から非常に多くのスギ花粉が飛散すると言われています。
薬にも消費期限があることを忘れないでください。毎年花粉の飛散状況は変わりますから、毎年同じ薬の効果を期待するのは無理があるかもしれません。
前年の花粉症の薬と使い切れなかったからといって翌年も使い回しをすることはおすすめしません。
毎年病院で処方してもらうこことがベストです。その時々の症状によって薬は変わるからです。どちらにしても、症状が酷くなってから飲むよりも、予防薬を飲んでいたほうが、楽であることは間違いがないので、予防薬を飲むようにしましょう。
その場合、殆どの薬は毎日同じ時間帯に飲むようになっているようですから、飲み忘れのないようにしたいですね。
効果の高さから病院で貰う医薬品をおすすめします。
時間がない、面倒だと言って、薬局などで売っているお薬は医薬部外品で、あまり効果がないかもしれません
ですから、面倒でも病院に行って、検査をして処方箋を貰うようにしましょう。

内服薬の飲み方

花粉症で病院にかかったときに出される薬ですが、余程ひどくなってからもらいに行かない限りは抗アレルギー薬(第二世代抗ヒスタミン薬)がほとんどです。 代表的なものとしてアレジオン、アレグラ、ジルテックなどがありますが、種類が多いのでわかりにくいかもしれません。 もらった薬がどれに分類されるかは、このサイトの<花粉症の薬 抗アレルギー薬>か <花粉症の薬 分類と効果一覧表>で確認出来ると思います。毎日飲んでよい、というものは ほぼ抗アレルギー薬で間違いないはずです。

雨の日など花粉の少ない日でも休まず飲み続けてください。継続して飲み続けることで成分の血中濃度が保たれることが原因です
飲み方は1日2回のもの(アレグラ、ゼスラン、タリオン等)と、 1日1回のもの(ジルテック、クラリチン等)があります

花粉シーズンのピークや、花粉症による症状がひどいときには一時的に出される強い薬があります。 袋に「頓服薬」などと書かれていることが多いこれらの薬は抗ヒスタミン薬(第一世代抗ヒスタミン薬)、あるいはステロイド剤です。 抗ヒスタミン薬では、抗ヒスタミン成分の「マレイン酸クロルフェニラミン」が含まれるポララミン (1日2~4回服用の2mg錠と1日1~2回服用の6mg復効錠がある)がほとんどだと思います。 ポララミンは抗アレルギー薬に比べくしゃみや鼻水などに対して即効性かつ強い効果がありますが、最大の欠点は眠気が出やすいということです。 他に大きな副作用の心配はない安全な薬ですので、眠気さえ問題なければ安心して飲み続けることも可能です。

ポララミンではなくセレスタミンという薬が処方されることもありますが、こちらはステロイド剤です。
セレスタミンを服用して30分~数時間は抗ヒスタミン成分の効果です。
セレスタミンは純然たるステロイド剤ではなく、 ステロイド成分を減らすためと即効性を持たせるために、ステロイド成分に加えてポララミン2mgと同量の抗ヒスタミン成分が配合されています。
セレスタミンに含まれる成分のうち、より強力なステロイド成分はプレドニゾロン換算で2.5mg(プレドニン5mg錠0.5個相当)含まれておりますが、 ベタメタゾンという長期作用型のため効果が出るまで約1日、そしてその後効果が3日ほど続くことを認識しておく必要があります。
セレスタミンを飲んで数時間後に効き目が落ちたからといってすぐにもう一錠飲む、なんてことは間違ってもしてはいけません。 ステロイド剤は長い間飲むことが負担となると認識する人もいますが、花粉症の薬としての効果は最も強力です。

漢方薬などをもらう場合も ありますが、これはどちらにも属さないタイプで、効果は低いでしょう。