■目薬
花粉症の症状の中でも厄介なのが目のかゆみ、涙と充血。
症状が重い人の中には視界が開けず外出もままならないというケー対策の目薬は通常の製品とはやや異なった効果が求められます。
何よりもアレルギー症状を和らげることが重要になるからですスも多いものです。
その対策に役だつのが目薬です。
花粉症シーズンになるとさまざまな種類の目薬がドラッグストアに並べられることになります。

では具体的にどのような効果が期待できるのでしょうか。
代表的なものとして挙げられるのがクロモグリク酸ナトリウムという成分の使用。
これは花粉症の原因となるヒスタミンの発生を抑制する効果があります。それによって目に生じるアレルギー反応を防ぐことができるのです。

それからマレイン酸クロルフェニラミン。
これはかゆみを抑える効果があります。すでに症状が発生してしまい、どうにもこらえられないという人にお勧めです。目の炎症を改善する効果もあるため、充血に悩まされている人にも適しています。

同じく目の充血、炎症を防ぐことができる成分としてグリチルリチン酸ニカリウム、塩酸テトラヒドロゾリンなどがあります。
花粉症対策の目薬を探す際にはこうした成分を配合した製品をチェックするとよいでしょう。
自分の症状や目的に合わせて選ぶことがポイントです。

それからもうひとつ、注意したいのがドライアイやハウスダストとの区別。
目のかゆみや充血がほんとうに花粉症によるもので、これらが原因ではないことを確認しておくことも適切な対策に欠かせないポイントとなります。
・片方の目だけ、かゆみなどの症状がある場合
・目はかゆみなどの症状があるが、くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの鼻の症状はない場合。
・目がかすんだりして、ものが見えにくいなど視力に影響がある場合。
これらのアレルギー症状は、ハウスダスト、はやり目やドライアイでも同じ症状がでることがあります。
また、異物やコンタクトレンズが原因の場合もあるのです。
もし症状チェックに当てはまる項目があるときは、花粉症の症状でない場合がありますので、まず医師の診断をうけてください。

目薬を購入したら、使用する際は以下のことに気を付けてください。
・さす時に目薬容器の先端が目に触れないようにしましょう。目に容器が触れてしまうと容器の中に雑菌などが入ることがあり、目薬がすぐ悪くなってしまうことがあります。
・他の人の目薬を借りたり、貸したりするのはやめましょう。もし感染症がある場合など、感染することもあります。
また、処方された薬の場合は、その人の症状に合った薬ですので、貸し借りは絶対にしないでください。
・目薬の使用期限は、目安として開封してから1ヶ月です。
ただし、防腐剤の入っていない目薬は、1週間程度などと目薬によっても異なりますので、薬剤師に相談するか使用上の注意を確認してください。
・目薬をさす回数を守りましょう。医師の指示や使用上の注意を読んで正しく使うようにしましょう。
・目薬は、涼しいところで保管して直射日光や高温になる所に置かないようにしましょう。
成分が変化してしまうことがあります。なお、一部の目薬(緑内障の薬など)には、冷蔵庫の保存が必要な薬もあります。
保存の注意事項を確認してください。 目薬は、すぐに薬局でも手に入りますし使いやすい薬です。しかし、大切な目を守るためにも正しく使ってくださいね。